四則演算というのは、加減乗除。

加減乗除というのは、、、
足し算・引き算・掛け算・割り算。

小学生で習う、基本的な算術ですね。

で、最近、組織コンサルティングで、
この話をよくします。

といっても、計算をするわけではなくて、
一種のたとえ話です。

「足し算」組織。
これは、社員の能力を足し算して、
全体としての成果を挙げる組織。

もし、その成果を2倍にしようとしたら、
社員1人ひとりの成果を2倍にする必要があります。

全プロセスを1人の社員が担うようなビジネスの場合は、
これが理想でしょう。

しかし、一律2倍というのは非現実的で、
実際にはでこぼこになりますね。

「掛け算」組織。
これは、社員の能力を掛け算して、
全体としての成果を挙げる組織。

社員1人ひとりの成果は、少ししか増えなくても、
相乗効果を発揮することで、
全体としてそれ以上の成果を得ることができます。

たとえば8人の組織なら、
1人ひとりが1割り増しでも、
1.1の8乗(=2.14)で、2倍以上になります。

業務プロセスを分担と連携によるチームプレイで
遂行するようなビジネスの場合は、これが理想でしょう。

しかし、1を割り込むスタッフがいると、
そこが制約要因になって、全体の成果が伸び悩みます。

「引き算」組織。
これは、「3歩進んで2歩下がる」ような組織ですね。
いわゆる「足を引っ張る」社員がいる場合。
3歩進めている側の社員の不平不満も募ります。

「割り算」組織。
これは、その名のとおり、「会社を割って」の
「つぶし合い」や「派閥争い」が横行
しているような組織ですね。
自滅への道まっしぐら。

「足し算」組織になるカギは、「育成」。
「掛け算」組織になるカギは、「コミュニケーション」。

脱ひとり社長・組織コンサルティングでは、
集客や売上といった業績を上げるための取り組みは、
結局、ここに行き着きます。

ひとり社長の経営力アップ通信


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