オヤクダチ事例ワークでも、
「A4」1枚アンケートでも、
「お客様の声」に注目します。
過去のお客様の喜びの声を、
お役立ち事例ワークでは、思い出す、
「A4」1枚アンケートでは、直接聞く、
というやり方で言語化します。
では、「お客様」とは、どういう存在でしょうか?
一言で言えば、あなたの会社に
「お金を払ってくれる人」ですね。
なので、あなたの会社が「お金を払う人」になる場合、
支払い先から見て、あなたが「お客様」になります。
ここから先、脱ひとり社長をめざす、
現ひとり社長にとっては大事な話です。
(以下、会社=法人として話を進めます)
なぜなら、会社の最大の支払先となるのが、
おそらく、従業員だからです。
経費処理上、人件費と呼ばれ、
通常、給料と呼ばれる、この支払い。
支払っている会社が、、、
従業員から見て「お客様」のはずです。
通常、従業員が「お客様」と呼んでいる人は、
実は、会社の「お客様」であって、
従業員の「お客様」ではありません。
なぜなら、その「お客様」が支払う先は、
会社であって、従業員ではないからです。
その支払っていただいたお金を元手に、
会社が従業員に支払うわけです。
ですから本来、従業員には、
勤め先の会社が自分の直接の「お客様」である、
という認識を持ってもらう必要があるのです。
だから、、、社長は、、、
お客様は神様だ、俺がお客様だ、
すなわち俺が神様だ、と思ってよい、、、
とかいうことではありません。
会社というのは法人ですから、
社長とは別人格であり、社長の役員報酬も
会社から支払われるので、実は社長にとっても
会社が「お客様」です。
そうすると、社長も従業員も、
会社という同じ「お客様」に尽くすという点で、
同じ立場(ただし違う役割)ということになります。
その共通の利益は、言うまでもなく、
会社の「お客様」に尽くすことから
もたらされるわけです。
つまり、パイを増やす仲間、です。
個人事業の場合も、会社を事業に置き換えて
これに準じて考えればよいでしょう。
従業員時代、こういう認識を自分自身、
持ち合わせませんでしたし、
ひとり社長になってからも
持ち合わせないまま、人を雇ったことがありました。
そのとき、この認識を持った上で臨んでいれば、
よい結果になったかもしれませんが、
残念ながら、そうではありませんでした。
私と従業員とで、限られたパイを取り合う
関係性で考えてしまったのです。
結果、向き不向きもあり、自分はひとり社長で
行こうと決めたわけですが、、、
あなたが脱ひとり社長を目指すなら、
従業員の採用と育成は
避けて通れません。
「お客様」とは誰か?
そのとき、思い出してもらったら、
役に立つかもしれません。
ひとり社長の経営力アップ通信