生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ、
と訳されている、ハムレットのせりふです。

To be, or not to be, that is the question.

私は文学部出身ですが、英語も文学も、
したがって英文学も詳しくはありませんので、
訳本(たぶん岩波文庫)を読んだことがあるだけです。

しかし、生きるべきか、死ぬべきか、

という定訳は、かっこよく意訳し過ぎに感じられ、
私には、どうもしっくりきません。

ハムレットは最後に死んでいくことになっているので、
それを先取りして、結末を暗示させる表現にしたのかもしれませんが、、、

生きるか死ぬかという、はっきりとした選択肢の
どちらをとるか、というほど明確な選択の問題にはなっていなくて、
それ以前の、

このままでいていいのか、それとも、それではいけないのか、

という漠とした優柔不断な逡巡の表現に、私には感じられます。

いわゆる、「モヤモヤ」していて、
行動が決められず「グズグズ」している状態です。

ま、これは私の解釈です。
(文学なので、解釈の自由は誰にでもありますからね。。。)

しかし、いずれにしろ、ハムレットは「決められない」
状態にいた、ということに変わりはありません。

生きるべきか、死ぬべきか、選択肢は明確だった、
と解釈すれば、いずれをとるべきか判断する基準がない、
もしくは明確化されていない状態です。

漠然とこのままでいいのかどうか、選択以前の問題だった、
と解釈すれば、現状を評価する判断基準がない、
もしくは明確化されていない状態です。

ハムレットの本当の問題(Problem)は、
判断基準の未確立にあるのです。

ですから、To be, or not to be という問い(Question)の
答えは、実は明白です。

Not to be !
そのままじゃだめだよ!

で、ビジネスの話になりますが、
もし、見込み客(のように見える相手)が、

“To buy, or not to buy, that is the question.”
(買うべきか、買わざるべきか、それが問題)

の状態にあるように見えたら、その先、
いくら手練手管を弄してアプローチ・プレゼン・クロージングに
持ち込もうとしても、実際、持ち込んだとしても、、、
けしてクロージングできません。

なぜなら、判断基準がないために決断できないからです。
(そこを急かせて決断させても、後悔されます)

急がば回れ、押してだめなら引いてみな、で、
判断基準を明確化してもらうことに
フォーカスした方がよいでしょう。

どうしたら、それができるかは・・・
また別の機会に!あしからず。

ひとり社長の経営力アップ通信


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