YouTubeを観ていて、
再生が止まってしまうときがあります。
サクサク再生しているときと、止まってしまうときとで
何が違うのか、、、。
よく観ると、動画の下に表示されている
赤い部分の先(右側)に伸びていく、
グレーの部分が長いときはサクサク、
ほとんどない、もしくはないときは止まってる、
ようです。
このグレーの部分が、「アレ」です。
シークバーというらしいですね。
↑上の画像だと、赤は再生済み、白丸が現在再生箇所で、
そこから右側の、やや薄いグレーのところ、です。
調べてみると、、、ここは、どうやら、データを「先読み」
している部分らしい、ですね。
つまり、「先読み」が足りないと、「再生」に追いつかれてしまい、
追い越しはできないので、そこで止まってしまう。
「先読み」がたくさんできていると、余裕で「再生」できる。
こういうことのようです。
さて、先日開催した、ひとり社長だけ集まれー!交流会の方に、
後で言われたのですが、、、
私が、参加者の方のオヤクダチストーリーを聞き終わってすぐに、
「つまり、・・・という話ですね」
「タイトルをつけると、・・・といった感じですね」
などとまとめているのを見て、それはなかなかできない、
できるのが不思議だ、というのです。
なるほど。意識してやってはいるものの、
あらためて、そう言って頂いて、では、
自分はなぜそれができるのか?と内省してみました。
で、気づいた、というか、意識化できたのは、
- 話の途中で(しかも割りと早い段階で)、
終わりまで聞くことなくタイトルを決めていること - そのタイトルに見合った話の展開を先に予想して、
情報を聞き取っていること - 聞き取った情報を、タイトルに合わせて切り取るか、
要約していること
です。
なので、話を聞き終わった瞬間に、
「再生」できるようになっているのです。
こうして自覚化してみると、
面談・個別コンサル・グループコンサル・
会議ファシリテーション・パネルディスカッションコーディネーター
など、あらゆる場面で、このような聞き方をしていると
気づきました。
そして、こういう聞き方が、YouTubeを再生するときの「アレ」、
すなわち、シークバーの「グレーの部分」に相当するのではないかと
気づいたのです。
名づけて、「先読みヒアリング」、といったところでしょうか。
ちなみにこれは、前職シンクタンク時代からの経験の蓄積の結果、
必要に迫られてできるようになった職人技(Arts)、暗黙知の段階ですが、
いったん自覚化できた以上は、教育訓練により再現可能な技能(Skils)として
伝達できる顕在知化していきたいと思います。
というわけで、
http://onepresidents.biz/info/141113salon2/