40代以上の方は、アフリカからアメリカに
強制的に連れてこられた黒人奴隷の
代々の苦難を描くTVドラマ「ルーツ」を、
覚えておいでではないでしょうか?
キンタ・クンテか、クンタ・キンテか、
どっちだっけ?
あらためて調べると、制作は1977年で、
主人公の名前はクンタ・キンテが正解。
そして今ではなんと、「クンタ・キンテ島と関連遺跡群」という
世界遺産が登録されているのですね。
まったく、知りませんでした。。。
さて、それはそれとして。
この「ルーツ」というのは、Roots、
すなわち、「根っこ」です。
転じて、起源や始祖、祖先という意味になり、
TVドラマの「ルーツ」は、この意味ですね。
最近気づいたのは、自分がなぜ、ひとり社長を元気にする、
というミッションを掲げているのか、それは、
自分の「ルーツ」に根ざしていたからだ、ということです。
私は元々、個人経営の酒小売店の家に生まれ育ちました。
そうです、私の親が、まさに、ひとり社長であり、
「ルーツ」なんですね。
細かなことは省きますが、、、
酒販売免許の規制緩和
ディスカウントストア、コンビニ等の台頭
並行輸入の増加
などのマクロの市場環境の変化。
半径1km2kmといった、地元のミクロな商圏の特性。
等々勘案して、実家を継いでの酒小売店経営という
人生に将来性はない、そこから脱出しなければ、、、
と思ったのが高校受験のときでした。
それから30年あまり。
ずいぶん遠くまでいったつもりが、
気づいてみれば、スタート地点に戻っていました。
まさに、釈迦の手のひらの上の孫悟空。
同じような課題が繰り返されている、
デジャブ(既視)感があるときは、たいてい、
その課題を避けている証拠。
避ける回数が多く、期間が長くなればなるほど、
「カベ」が高く大きくなる傾向があります。
実家の酒小売店は、立ち退きで3年前に廃業し、
今はありません。
だから、実家の商売を継承するのとは
別のかたちで、しかし「親父を超えろ」という
課題が「来ている」のです。
たぶん、人生最大の「ミカン」の発見です。
このオリジナルブログを始めてから
お休みしていますが、2014年4月に
始めたブログのタイトルを
としたのも、そういう潜在意識の働きだったのかもしれません。
あなたの「ルーツ」、そして、
そこから「来ている」課題は、何でしょうか?
ひとり社長の経営力アップ通信